2006年7月29日土曜日

おちはありません

京都に家族で住んでた古い町家。
もうとっくにみんな引っ越してしまったし、とっくに取り壊されてもうない。
けど夢には度々登場する。

今朝の夢もその家が舞台やった。
いよいよ夢の中でもその家を引っ越すことになったみたいで
みんなせっせと荷造りしていた。
ワシは先に大方の荷物は次に住むところに運んでしまっているらしく、
いるようないらんようなガラクタを風呂敷にまとめる。
もう実際は死んでいる親父と祖母も普通に登場していた。
どうやら親父と祖母はこの家に残るような雰囲気やった。
祖母が長年ばらばらになっていた栓抜きと缶切りを見つけて
「そろた、そろた。」と口にしてそれを「使うやろ」と渡してくれた。
それぞれの背中を合わすとカチッと音をたててひとつになった。
表をチンドン屋が通りかかったので玄関先に出る。
なぜかみんな紙や木でできた人形で、先頭はびっこをひいた骸骨の人形。
チンドン独特の哀愁ただよう曲ではなく出囃子のような軽快な曲を演奏していた。
古い本や楽譜を整理していた親父が「今通ったチンドン屋のやってた曲や」と言って楽譜を何枚か寄こした。
「原曲は中部地方の民謡や」とつけくわえた。
だいたい荷物もまたまったのでちょっと離れた駐車場に停めてあったトラックに荷物を積みに行く。
まだ荷台に余裕があったのでせっかくやからあれも持っていこうと思ってみんなにちょっと待っといて言うて自転車で家に荷物を取りに向かう。
駐車場を出たら全然しらない風景やったけど「あぁ、またここか」と思えてきて自転車を漕ぎ出したところで目が覚めた。

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