2009年4月10日金曜日

バードハウスの作品

こないだ参加させていただいた「バードハウスの建築家展」の作品です。

まず、この企画の概要です。
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「バードハウスの建築家展」について

神戸市では、六甲山トンネル料金所跡地の整備にあたり、
「六甲山トンネル南口再整備デザインコンペティション」を開催いたしました。
採用された「バード・シティ」案は、六甲山の豊かな自然が育む動植物との共生の
シンボルとして、六甲山に生息する鳥たちのための小さな、ミニチュアの町を製作
するというものです。
そこに集う多様で愛らしい鳥たちを介して、六甲山の豊かな自然と生態系を、
親しみを持って感じとれる、環境へのさりげない啓発の場となることを目指します。
今回、バードシティを構成するたくさんのバード・ハウスを、様々なアーティストや
建築家に製作していただきました。
現地に実際に設置する前に、本展覧会において市民の方々に広く知っていただき、
アートが持つ「環境への啓発」という新しい可能性を感じていただければと考えております。

「バードハウスの建築家展」

兵庫県立美術館 アトリエ2(Studio-2)
2009年4月2日(木)~ 4月5日(日)
http://birdhousearchi.com/
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今度、六甲山トンネル南口にできる「バード・シティ」の中の一軒を作ったわけです。
どんなものを作ろうか?
考えはじめた時に、面白い物とつくろうという作家としての意識より、
「とにかく鳥に実際に使って欲しい!!!」というただの鳥好きのおっさんの
意識の方がはるかに強く堅くガッチリ・・・。

となるとあまり変なカタチや鳥たちに警戒されるような色は使えません。
機能的な事を考えるとフツーの巣箱になってしまいます。
フツーの巣箱を出品したんじゃあどないもなりませぬ。
主催者さんからしてもなんのこっちゃな結果です。

で、考えて考えて休んで考えた結果が↓です。

タイトルは「でーきた!できた!」

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女の子にスタンダードな巣箱を持たせてみました。

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穴の径は28mm。シジュウカラなど小型の鳥狙いです。
下の紐をひっぱると女の子が足をあげて大喜びという無駄なギミックつき!

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水抜き穴もばっちりです。

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↑初期の段階でのラフ。クマやったんですね。

嬉しいことに主催者、出品者の方々からいろいろとお褒めのお言葉をいただきました。
プロの建築家さんの作品、他の作家の方の作品、勉強になりました。
ありがとうございました。

で、作品は六甲山トンネル南口料金所跡にできる公園内のバード・シティに設置されます。
公園なので観覧は自由だそうです。
詳細またアップします。